「三重県子ども条例」とは?
「子どもの権利条約」の理念にのっとり、子どもの権利が保障される社会の実現をめざして制定された条例です。

6月号の特集
公開日:2025.06.01
近年、人口減少や少子化の進行、地域コミュニティの変容、デジタル化の進展など、子どもを取り巻く環境が大きく変化しています。
また、児童虐待やいじめの増加、子どもの貧困、ヤングケアラー(※)など、子どもの置かれている状況は深刻さを増しています。
このような状況を踏まえ、県では「三重県子ども条例」を全部改正(令和7年4月1日施行)するとともに、子ども条例に基づく新計画「ありのままでみえっこプラン」を策定しました。
すべての子どもの権利を保障していくため、条例や計画に基づいた取り組みを着実に推進していきます。
※ヤングケアラー・・・家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者のこと
子どもが将来に夢や希望を持ちながら
成長していける環境が整っていくのね!
「子どもの権利条約」の理念にのっとり、子どもの権利が保障される社会の実現をめざして制定された条例です。
子どもの権利を保障し、生きづらさや困難を取り除き、子どもが将来に夢や希望を持ちながら成長できる環境づくりを推進することを目的としています。(第1条)
基本理念は、次に掲げる事項をはじめとした「子どもの権利」を保障することです。(第3条)
県が取り組んでいく「基本的施策」の一部をご紹介します。
● 子どもの安全・安心の確保(第11条)
● 子どもの権利について学ぶ機会の提供(第12条)
● 子どもの育ちへの支援(第13条)
● 子どもの意見表明及び社会参画の促進(第14条)
● 子育て家庭への支援(第15条)
この5つの施策などを盛り込んで新たに策定した計画が「ありのままでみえっこプラン」です。
県のさまざまな施策について、子どもたちから電子アンケートや対面・オンラインで意見を聴取する「キッズ・モニター+」制度を実施します。
より多くの子どもの声を未来に生かすため、新たな会員を募集しています。
あなたの意見が地域を変えるかもしれません。ぜひご参加ください!
対象:県内に在住または在学の小学生〜高校生(18歳まで)
締切:7月10日(木)
会員特典あり! 「キッズ・モニター+」はこちら
子どもが委員となり、県の子ども施策について「県にしてほしいこと」や「日頃思っていること」などを意見表明する「みえっこ会議」を実施します。
7月下旬に事前学習会、8月中下旬に本会議を開催。皆さんの意見が来年度の施策に生かされます。
あなたの声を県政に届けてみませんか?ぜひご参加ください!
対象:県内に在住または在学の小学4年生〜高校生(18歳まで)
締切:6月20日(金)
問い合わせ先
子ども・福祉部 少子化対策課
電話番号:059-224-2057
FAX番号:059-224-2270
メールアドレス:shoshika@pref.mie.lg.jp
特集バックナンバー
6月号の記事
公開日:2025.06.01
熱中症には、今の時期から
気を付けないといけないのね!
近年、熱中症による救急搬送者や死亡者が増えています。
梅雨明けの蒸し暑くなる頃から一層の注意が必要です。
日頃から体調を整えるよう心掛け、自分自身はもちろん、周囲の方とも声を掛け合い、熱中症を予防しましょう。
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。
体内に熱がこもると、めまい、大量の発汗、筋肉のこむら返りなど、さまざまな健康リスクが生じることがあります。
さらに症状が進むと、頭痛、嘔吐、倦怠感などが起こり、重症の場合は意識障害や死に至ることもあります。
熱中症は室内や夜でも発症します。
マスク着用時は熱がこもりやすく、喉の渇きも感じにくいため、気づかないうちに脱水症状が進んでいる可能性があります。
真夏日などの暑い日は、日中の外出をできるだけ控え、暑さを避けましょう。
また、それぞれの場所や状況に応じた対策を取ることが重要です。
● 室内でも、暑さを調整する
● 外出時は、暑さを避ける
● こまめに水分・塩分を補給する
無理な節電をせず、昼夜問わず温度調整をしましょう。省エネエアコンの活用を!
※デコ活・・・環境省が令和4年から展開している「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称です。
自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車(119番)を呼んでください!
※経口補水液・・・脱水時に体内から失われた水と電解質を素早く吸収できる飲み物
高齢者や子どもは、体調の変化に気づきにくい傾向があります。
周囲の方がこまめに声を掛け、様子を見守ることが大切です。
環境省では、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される場合に、「熱中症警戒アラート」を発表し、注意を呼びかけています。
さらに、広域的に過去に例のない危険な暑さとなり、熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれのある場合に、「熱中症特別警戒アラート」を発表します。
「熱中症警戒アラート」が発表された日は、外出を控える、エアコンを使用するなど、危険な暑さから命を守る行動をとってください。
クーリングシェルター(※)は、危険な暑さから避難できるように、市町長が指定した施設です。
「熱中症特別警戒アラート」の発表期間中の開放可能日において、一般開放されます。
※詳しくは、独立行政法人環境再生保全機構ホームページに掲載の「クーリングシェルターマップ」をご覧ください。
問い合わせ先
環境生活部 環境共生局 地球温暖化対策課
電話番号:059-224-2368
FAX番号:059-229-1016
メールアドレス:earth@pref.mie.lg.jp
バックナンバー
子どもも含めて、すべての人が生まれながらに権利を持っています。子どもが権利の主体として尊重され、豊かで健やかに育つ社会の実現に向けて、社会全体で子どもの成長を支えていきましょう。
三重県知事 一見 勝之