県内の優れた経営を実践している魅力的な中小企業・小規模企業を表彰しています
「三重のサステナブル経営」とは、環境や社会の持続可能性に配慮しながら、長期的に良好な経済活動を行う経営のことをいいます。
県では、以下の4つの取り組みをすべて実践し、県内企業のモデルとなるような、「自社の付加価値の向上」と「経営基盤の改善」を推進する“持続可能性”の高い企業を表彰しています。
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令和6年度表彰企業
第3回となる今年度は、6社の受賞が決定しました!(令和7年度の募集は5月ごろに開始予定です。)
世界のオワセをめざして
まぐろはえ縄船は、水産資源と環境に配慮し適切に管理された持続可能な漁業を認証するMSC認証を取得。CSV「共通価値の創造(利益の獲得と社会的課題の解決の両立を軸とした経営)」をコンセプトとした経営や6次産業化などを通じて、県南部の主要産業である漁業の活性化をめざす。
地域を愛し、地域に愛され160余年
廃棄物となっていた伊勢芋の皮を使った新製品の開発や、温泉宿「高田会館」の運営受託、総菜レストラン「ぼんぼり」の開業など、地域に必要とされる製品開発や地域全般にかかわる活動を通じた経営に取り組む。家庭用の商品開発・販売にも力を入れており、地域になくてはならない会社をめざしている。
ジャバラの製造技術とともに挑戦を続ける
折り畳み式ソーラーパネルや、長寿命化を実現した放電加工機用のフィルターなど、ジャバラの製造技術を用いて、環境に配慮した製品を開発。ソーラーパネルは県内自治体へ寄付を行い、防災活動の推進に寄与している。ユニークな発想から生み出される製品力・技術力とともに挑戦を続ける。
多様な人材が能力を最大限発揮するために
「三重のイクボス同盟」への参画や育児制度の充実による子育て支援、社内に礼拝スペースを設置するなど、各々の価値観や環境・状況を尊重した100 人100通りの働き方を推進。経営の要職における女性の活躍など、性別や国籍、年齢などに関係なく、能力に応じて活躍できる企業文化が従業員に深く浸透している。
変革を恐れず、時代に先駆けたチャレンジを行う
馬野川小水力発電所や太陽光発電所を建設し、年間で一般家庭約380世帯に相当する電力を創出。ドローンによる測量や表計算ソフトを活用した工事管理システムの開発といったICT技術の活用による業務効率化、業界に先駆けた完全週休2日制の導入など、働き方改革にも取り組む。
従業員・家族・顧客・地域の未来を笑顔に
オフィス内にカフェスペースを設置するなど、楽しいオフィス作りを行っている。顧客のニーズに合わせたオリジナルのオフィス見学ツアーも実施。独自の福利厚生制度は、家族支援・健康支援・チームワーク支援を軸として120を超える幅広な制度が導入されている。
美し国三重には、豊かな自然に育まれたおいしい食品だけでなく、伝統を誇る工芸品が数多くあります。この機会に、ふるさとの良い品を試してみませんか。
三重県知事 一見 勝之