さまざまな認知症施策が実施されています。
認知症施策に関するお知らせはこちらから、ぜひご覧ください。
9月号の特集
公開日:2024.09.01
認知症は、誰もがかかりうる脳の病気です。
高齢化の進展に伴い、認知症患者数が増加しています。2040年(令和22年)には、三重県における認知症患者数は約8.3万人(65歳以上の人の6.7人に1人)になると見込まれています。
認知症の人が尊厳を保持しつつ希望をもって暮らせるよう、私たち一人ひとりが認知症に関する正しい知識を持ち、認知症の人に関する正しい理解を深めることが必要です。
令和6年1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」により、共生社会の実現をめざします。
認知症施策に関するお知らせはこちらから、ぜひご覧ください。
認知症を早期に診断し、適切な医療、サービス利用につながるよう、地域包括支援センターなどと連携して支援しています。
企業・地域・行政などが協働し、認知症の人が社会参加できる仕組みづくりを進めています!
県内の市町において、認知症の人やその家族の困りごと・生活支援ニーズと、認知症サポーターをつなぐ仕組み(チームオレンジ)が広がっています。
令和6年6月現在、県内13市町でチームオレンジが活動しています!
スローショッピング
スーパーマーケットなどでは、認知症になっても自分のペースで買い物ができるよう、「スローショッピング」の取り組みが実施されています。
会計時も、ゆっくり焦らず対応するレジを設置しており、安心して支払いができます。
認知症の人の社会参加支援 チームオレンジ鈴鹿(鈴鹿市)
認知症の人が有償ボランティアとして、鈴鹿市社会福祉協議会の車を認知症サポーターと共に洗車する取り組みが実施されています。
市町では、認知症の人やその家族と、地域の人や専門職が相互に情報を共有し、理解し合う場である認知症カフェを開催しています。
メモリーカフェ'日永'では、認知症の人とその家族のほかに、専門医などの専門職、地域住民、ボランティア、金融機関などの地元企業も参加しています。
お互いの理解を踏まえ、より暮らしやすい地域づくりにつながっています。
【TEL】
059-235-4165
認知症の介護の悩み、認知症の医療、介護サービスの利用方法などについて相談できます。
【対象】
認知症に悩む人やその家族など
【時間】
月曜〜土曜 10時〜18時
(水曜、祝日、12月29日〜1月3日は除く)
【TEL】
059-382-8490
090-5459-0960
65歳未満で発症する若年性認知症に関する悩みや、制度などについて相談できます。
【対象】
若年性認知症に悩む人やその家族など
【時間】
月曜〜金曜 10時〜17時
(祝日、8月13日〜15日、12月29日〜1月3日は除く)
問い合わせ先
医療保健部 長寿介護課
電話番号:059 - 224 - 3327
FAX番号:059 - 224 - 2919
メールアドレス:chojus@pref.mie.lg.jp
特集バックナンバー
9月号の記事
公開日:2024.09.01
人生100年時代が到来している中で、県では、「三重県健康づくり推進条例」に基づき、健康づくりの推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進する「第3次三重の健康づくり基本計画(ヘルシーピープルみえ・21)」を令和6年3月に策定しました。
さまざまな健康づくりの取り組みを一緒に進めていきましょう。
健康寿命の延伸
【現状値】
男性79.0歳、女性81.3歳(令和3年)
【目標値】
平均寿命の伸びを上回る健康寿命の延伸
※三重県健康推進課算出
心身の健康感の向上
【現状値】
73.7%(令和4年)
【目標値】
健康であると感じている人の割合の増加
※三重県「県民健康意識調査」より
① 生活習慣病対策の推進
【取り組み分野】
「がん」「糖尿病」「循環器病」
生活習慣病の発症予防、合併症の発症や症状の進展などの重症化予防に関する取り組みを進めます。
② ライフコースアプローチ※をふまえた健康づくりの推進
【取り組み分野】
「栄養・食生活」「身体活動・運動」「喫煙」「飲酒」「歯・口腔の健康」「休養・睡眠」
他分野連携を図りつつ、ライフステージごとの取り組みに加え、ライフコースアプローチをふまえた取り組みを進めます。
※ライフコースアプローチ・・・胎児期から高齢期に至るまでの、人の生涯を経時的に捉えた健康づくりのこと。
③ 社会環境づくりの推進
【取り組み分野】
「社会環境づくり」「社会とのつながり・こころの健康の維持向上」
就労、ボランティア、通いの場や社会参加の取り組みなど、人々がつながりを持つことができる環境や、こころの健康を守るための環境の整備を進めます。
第3次みえ歯と口腔の健康づくり基本計画の策定
「みえ歯と口腔の健康づくり条例」に基づき策定した「第3次みえ歯と口腔の健康づくり基本計画」により、健康づくりに取り組みます。
地域の歯科歯科保健医療の推進
県と三重県歯科医師会では、県内11カ所に地域口腔ケアステーションを整備し、歯科受診が困難な方も口腔ケアや歯科治療が受けられるように取り組んでいます。
健康づくりに取り組むことで特典(サービス)を受けられる健康マイレージ事業を、県内全市町で実施中。楽しく健康づくりに取り組んで、特典(サービス)を手に入れましょう。
【受けられる特典(サービス)例】
コーヒー、 紅茶を1杯サービス・商品の割引・粗品のプレゼント など
三重とこわか健康マイレージ参加方法
多くの人が一日の大半を過ごす「職場での健康づくり」に積極的に取り組み、健康経営®️を実践している企業などを認定しています。
県内の身近な事例を参考に、健康経営に取り組んでみませんか。
※健康経営®️・・・特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
「三重とこわか健康経営カンパニー(ホワイトみえ)」認定制度について
殿堂入り企業の取り組みの様子
問い合わせ先
医療保健部 健康推進課
電話番号:059 - 224 - 2294
FAX番号:059 - 224 - 2340
メールアドレス:kenkot@pref.mie.lg.jp
バックナンバー
バランスの良い食事や定期的な運動習慣など、認知症予防に取り組みましょう。また、認知症になっても自分らしく安心して暮らし続けられる三重づくりに向けて、認知症への正しい理解を深めましょう。
三重県知事 一見 勝之